日常の取引 不動産賃貸業の取引  

不動産賃貸業を兼業している場合、収入・経費についてはコード500番の不動産収入・800番の不動産経費の勘定科目を使用します。また下記の仕訳パターンのうち必要経費部分は家事関連費がない場合の仕訳になります。

コード 勘定科目 コード 勘定科目

 収入 ●今月分の家賃が、普通預金に振り込まれた。
102 普通預金 402 賃 貸 料

●新規の入居者から礼金を現金で受け取った。
100 現 金 403 礼金権利金更新料

●更新料が、普通預金に振り込まれた。
102 普通預金 403 礼金権利金更新料
 必要経費 ●固定資産税が、普通預金から引き落とされた。
700 租税公課 102 普通預金

●共用部分の今月分の電気代と水道料金が、普通預金から引き落とされた。
702 水道光熱費 102 普通預金

●火災保険料を小切手で支払った。
707 損害保険料 101 当座預金

●フェンスを塗り替えるために、ペンキを現金で購入した。
708 修 繕 費 100 現 金

●貸店舗の修理代金を来月支払うこととした。
708 修 繕 費 205 未 払 金
 その他 ●新規の入居者から敷金(2ヶ月分の家賃)が、普通預金に振り込まれた。
102 普通預金 212 敷  金

●今月分の家賃が、一部振り込まれていなかった。
109 未収賃貸料 402 賃 貸 料

●今月分の生活費を普通預金から引き出した。
191 事業主貸 102 普通預金

●利息とあわせて借入金が、普通預金から引き落とされた。
単一仕訳の場合
203 借 入 金 102 普通預金
  720 借入金利子   102 普通預金

複合仕訳の場合
203 借 入 金 102 普通預金
720 借入金利子    

●賃貸契約の解約にともない敷金の一部を入居者に普通預金から返還するとともに、残額を収入に計上した。
単一仕訳の場合
212 敷 金 102 普通預金
  212 敷 金   442 その他の収入

複合仕訳の場合
212 敷 金 102 普通預金
    442 その他の収入

menuに戻る 印刷